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博多ざ・んまい【おぼえ書き】

博多座観劇お役立ちサイト【博多ざ・んまい】の観劇レポートを【おぼえ書き】ページとしてこちらのブログにUPしています。

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アスペクツ・オブ・ラブ 【自由劇場】
自由劇場という空間にピッタリな、上質な大人の作品…という印象。 小屋と作品のカラーとのマッチングもかなりの効果を得ていたのでは?と思いました。

この作品は、きっと観劇時の自分の年齢、境遇、心情などの状況がどうなのか?で、その時々で感じ方が違ってくるのではないでしょうか?

いくつかの曲は聴き覚えありましたが、この作品も私、初見。
アンドリュー・ロイド=ウェバー(以後ALW)のミュージカルで、当然のことながら観客は耳には心地良いのだけれど、歌う側は“超難曲”なのではないかしら?というようなナンバーが目白押し! それを心地良く聴き、舞台を芝居を堪能できたのだから、今日のキャスティングには大満足☆ 主要人物は少ない上、歌は超難曲、演技力も不可欠…とあらば、キャスティングに負う所は非常に大きい作品だと思います。

ストーリーは、アレックスとローズの17年間に及ぶ恋愛を軸とした5人の男女の物語。 映画的な内容…だけど、映像にしてしまうと陳腐なものになりそうな所を“ミュージカル”という手法によって、芸術作品として高めてしまうから“音楽”という威力はスゴイです!
セットや衣装、そして場面転換で仕様される沢山の道具幕(っていうのかな?)は、狭い空間を巧みにワープさせ、次々と変わるシーンの場を自然につないでいく演出は素晴らしいく、感動しきり。 印象的だったのは作品のアイコン的に登場するジョージの死別した妻の肖像画。 彼女の愛したドレスを纏った、ローズや娘のジェニーにまだなお動揺する彼は、なんだか映画【レベッカ】を連想してしまいました。

青りんご保坂知寿さん@ローズ 
“歌・ダンス・演技”三拍子揃った…と評される、劇団四季の看板女優・保坂さんですが、私、今回のこの作品で『なるほどようやく納得!』でした。 次々と変わる衣装は、ローズの心情を巧みに表し、その服に表現された役の感情の移り変わりを見事に体現。 私はなんとなく保坂さんの歌い方に“演歌ちっく”な部分を感じ、苦手意識があったのですが…ごめんなさい。 今回、素直に「歌、上手い…(←失礼すぎ)」。 ジョージの葬儀でのダンスシーンでは、他のダンサーを観ていたのに、自然と目が惹き付けられてしまう素晴らしくキレのある美しいダンス☆ 納得です!
多分、この役はローズ次第で観客の受ける印象は大きく変わるのではないかしら?と思えるのですがいかがでしょうか?
ジョージを失ったローズが「行かないで」とアレックスにすがる行為に対して、観客がどのように思うのか、ここは演じる人によって受ける印象の違いが大きそうな気がしました。

青りんご光枝明彦さん@ジョージ
久し振りに“ガンガン歌う光枝さん”を拝見し、改めて、その歌の上手さに感動☆ そして細やかな演技にももちろん! ただ…こんなにお年を召されてたっけ?と軽いショックも(役作りですよね)

青りんご大鳥れいさん@ジュリエッタ
大鳥さんは博多座で【宝塚公演】と【松平健特別公演】で拝見しているものの、まさか四季の舞台で三度拝見する事になろうとは! “綺麗な女優さん”という印象はあったものの、ALWの超難曲をサラッと歌えるほどとは!と失礼ながら大きな驚き。 四季特有の独特なセリフまわしや、歌い方もなく、自然にジュリエッタという女性を好演。 今後、更なる四季での客演の可能性が感じられました。

場面や時代、登場人物の心情もめまぐるしく変わる濃厚な芝居でしたが、上質なものを観た、という満足感を得たひと時でした。


青い旗キャスト
ローズ・ビベール:保坂知寿/アレックス・ディリンガム:石丸幹二/ジョージ・ディリンガム:光枝明彦/ジュリエッタ・トラパーニ:大鳥れい/マルセル・リチャード:喜納兼徳/ジェニー・ディリンガム:紗乃めぐみ/ヒューゴ:鈴木 聡/エリザベス:武 木綿子
| akko-3 | 劇団四季おぼえ書き | 18:30 | - | trackbacks(0) | pookmark |
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