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博多ざ・んまい【おぼえ書き】

博多座観劇お役立ちサイト【博多ざ・んまい】の観劇レポートを【おぼえ書き】ページとしてこちらのブログにUPしています。

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六月博多座大歌舞伎・昼の部 【博多座】
本日は朝からかなりの雨脚で降っておりましたが…博多座は【着物の日】です。
去年もそうでしたが…私は例によって、自宅から地下鉄の駅まではビーサンで行って〜駅で足袋と草履に履き替えました。 イヤ、半端ナイ雨だったんですって! 館内はさすがに着物率は低かったです。


草 春調娘七種
芝雀さん@静御前歌昇さん@曽我五郎錦之助さん@曽我十郎…と美男美女がそろい踏み(ってホントは美男オンリーですが) このお三方の組み合わせって珍しいですね。 襲名の舞台の幕開きにふさわしい華やかで艶やかな一幕。 歌昇さんのバーンと張った若い勢いみたいなのが溢れていて、むきみの隈がとてもお似合いで素敵☆ “仕抜き”(大勢の中から、一人あるいは二人が舞台の前に出て踊ること)では、それぞれのキャラクターがよく解る佇まいでその錦絵風情に拍手。


月 三人吉三巴白浪
染五郎さん@お嬢吉三は綺麗♪ 改めて、顔、小さ〜い! 籠から登場の松緑さん@お坊吉三と、花道から登場の梅玉さん@和尚吉三(あのヘアスタイル“ひとつべっつい”の梅玉さんって新鮮!)に高揚。  これまた初めてみたお三方の組み合わせかと〜。 
しかし、今観劇はアクシデンの印象が強過ぎて、舞台そのものの記憶がフッ飛んでしまいました〜。
☆アクシデント・その1
三人を襲った二人組の下手の人がトンボをきった瞬間、ヅラがポロリ!! 取れたヅラは舞台奥にゴロンゴロンと転がっていく〜。 私、ジャンルを問わずいろんな舞台を観てますが、本番アクシデントでヅラが取れるというのは初めて観ました! トンボを終えるとサッと染五郎さんの後ろに回って『頭隠して尻隠さず』状態になりましたが、客席のドヨメキはしばらく尾を引きました〜。 染五郎さん、笑いを必死にこらえている様子で、口元がフルフルしてるのがツボでした。
☆アクシデント・その2
お嬢の名台詞で思わぬ刺客が客席に! 演目の見せ場「こいつぁ春から縁起がイイわぇ〜」で、こともあろうか!客席のおじさんが結構な大きな声で口に出して一緒に言ったんです!(怒) 私の座席の隣ブロックから聞こえましたが「あんたのを聞きにきたんじゃない! 茶の間で観てるんじゃない!」と飛び蹴りしたい衝動にかられました。 
今回は夜の部の感想でも書きましたが、今公演では上演中の客席のおしゃべりが目立って、ちょっと不愉快な思いをした残念な観劇でもありました。
刀 太刀盗人
又五郎さん@すっぱの九郎兵衛VS三津五郎さん@田舎者万兵衛です。 お二人ともシャキシャキっと小気味イイ踊りが観ていて爽快感がありますし、お二人の背もほぼ同じで細身vs太め、色白vs黒いって見た目の対比も明確で楽しいです。 オウムでの言い訳が、分っちゃいるけど笑えます〜♪ 『目の鞘が外れた(鞘=瞼)=油断ならない奴』という言葉は初めて知りました。 松江さん@従者藤内、私は松江さんの冠者っぽい、正統派二枚目なのにとぼけたお役って好きなんですよね〜。 このところ大仰なお役でばかり拝見していた感のある歌六さん@目代丁字左衛門の“普通の顔の役(?!)”に違和感。
今公演は夜の部も合わせて、所作事がすごく良かった印象です!!


松 極付 幡随長兵衛
「これも黙阿弥の作品なんだ…」と驚いたうちのひとつ。 七五調の台詞って日本人のDNAには心地良いリズムとして刷り込まれているのでしょうか? 男伊達の潔さ…って時には“引っ込みのつかない意地の張り合い”に見えるのは私だけでしょうか?
冒頭の松山座(能舞台ですか?)における劇中劇では、大薩摩のお囃子連中も登場で小芝居をしているのがツボ。 当時は演奏時に頭巾を着用していたんでしょうか? 米吉くん@御台柏の前、可愛い〜♪ 隼人くん@伊与守頼義は顔を塗った方がお父様に似ている不思議。 吉之助さん@舞台番って、当時は憧れの職業だったそうで?…どこに憧れる要素が? あの小さい、硬そうな箱の上にちょこんと正座って…痛そうだし。
客席通路から吉右衛門さん@幡随長兵衛が登場☆ 子分の染五郎さん@極楽十三松緑さん@雷重五郎松江さん@神田弥吉も客席通路から。 花道に立つ吉右衛門さんを見上げた花横席のおじいちゃん「吉右衛門、かっけぇ〜!」とキラキラした眼差しで観てるのが印象的☆ 長兵衛の倅役の男の子(名前不明)が、顔を塗った七之助さんにソックリ! めっちゃ似ている! 飄々としていて芝居も上手いっ!
長兵衛宅に水野の使いが訪問時の子分達の…座布団を投げて出したり、茶をそっけなく出したりするあからさまな態度が笑える。 長兵衛と妻子の別れのシーンで、着付けを手伝う魁春さん@お時“しつけ糸”を取る…という演出の細やかさに感心。 殺される…というのが解っておきながら敵地に乗り込む度胸と、送り出す側の無念さ。 また棺桶を用意させて迎えて寄こす…という、粋というとちょっと違うかもしれませんが、その心意気といいますか。 ちょっと現代では考えられない格好良さといいますか…「早くとどめを刺さねぇか!」 ま、こんな所でカッコ付けなくてイイ思うけど〜。 湯殿での立ち廻りってとか、なんか好きなんです(浮世風呂とか)。 板目の色と手前の浴衣の白×紺の色の対比がハッキリとしていて綺麗だからかな? 吉右衛門さん@幡随長兵衛vs仁左衛門さん@水野十郎左衛門というなんとも豪華で大満足な息詰る一幕でした。


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