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博多ざ・んまい【おぼえ書き】

博多座観劇お役立ちサイト【博多ざ・んまい】の観劇レポートを【おぼえ書き】ページとしてこちらのブログにUPしています。

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二月花形歌舞伎・昼の部 【博多座】
歌舞伎役者さんとしては『博多座最多出演じゃ?』な、亀治郎さんの“亀治郎としては最後の博多座”という今公演。 終演後、鳴り止まない拍手に亀治郎さん+澤瀉屋一門が手をつないで花道にズラリと登場。 ニコニコと客席に手を振りながら素の皆さんはなんか微笑ましく、これから猿之助を襲名される亀治郎さんを皆でガッチリと支えていくんだな〜という姿勢が見てとれて、すごく嬉しく思ったのですが…ここに月乃助さんが居ない寂しさもひとしおでした。    
本日昼の部の出演者ご挨拶は春猿さん。 スッポンから手を振ってのにこやかな登場で、2〜3階席には投げキッス☆ 5分間とにかく「盛大な拍手を宜しくね♪」という事のみしゃべって引っ込み。 …で、このレクチャー?のせいで、劇中はやたらと拍手が起きてちょっとウザくもあり〜。 これ、以前の花形歌舞伎の時もあった、あった。
【天竺徳兵衛】って、観た事あるような気がしてたけど…どうやら初めてのようです、私。 『観たことある演目のいろいろがない交ぜになっている』からそういう印象だったようで?、というのが観劇後の感想。 「博多座で“ガマに乗って登場〜”って前にも観たよ」と母が言うんですが…何かありましたっけ?(菊之助さん、博多座で【児雷也豪傑譚話】上演希望)


カエル 通し狂言【天竺徳兵衛新噺】
序幕は博多沖なんですね。 まんま【毛剃】でしたが、船底から現れた亀治郎さん@天竺徳兵衛に思わず「小っちぇ…」。 異国で見聞した事を船員に語る所では福岡からほど近い韓国の様子を昨今の韓流ブームと合わせてツラツラと語れば客席が湧く湧く! かたつむりパックまで…とは、どなたがセリフを考えたのでしょう? 汐見の見得では「よかよか〜」とは言わないんですね。 徳兵衛にガマの妖術を授ける猿弥さん@木曽官の亡霊は…それなりのお顔を作っているのだけど…丸々として健康そう♪ 徳兵衛が手にしたガマ仙人の絵は血で描いたものとの事で不気味〜。 妖術の呪文は仏教+キリスト教なんですね!
御殿の庭の池周りには澤瀉があり、この池に飛び込んで派手に姿を消す派手な演出に客席どよめく。 笑也さん@枝折姫、ものすごく久々に笑也さんの赤姫を拝見しましたが「フケたなぁ…」。 「あなたは蛇使いですか?」な門之助さん@今川左馬次郎、切腹の際身につける裃って“水裃”って言うんですね。 筧に絡み付いていた蛇が真っ二つに裂ける様に「うなぎかよ!」 歌舞伎の演目で木琴というのは初めて観ましたし、ましてや演奏を聴くのも初めて。 船盛りのような形をしているそれを亀治郎さんがお茶目な演奏で笑う♪
屋台崩し〜巨大ガマ登場!はやっぱり迫力がありますね。 ガマの顔は…よ〜く見るとなんだか可愛いのがツボ☆

真っ暗な夜道をあんな綺麗な格好した女性が二人で歩いていたら…襲われる率100%だろ! 笑三郎さん@左馬次郎奥方葛城が倒れると代わりに大蛇が出て来て応戦するのを、そばで見てる笑也さん@枝折姫「彼女は巳年づくしの年生まれだから」と解説するのが、ドラマ医龍の手術でよどみなく解説する佐々木蔵之介みたいで笑えた。
ガマが四天を相手に立ち廻る様は動きがテロンテロンしてるのにバッタバッタと周りが倒れるのが面白い。 亀治郎さん@徳兵衛が児雷也のようなあのでっけぇ衣装を着てガマの中に入って立ち廻っていたとはホントに驚き! “泳ぎ六法”って初めて観ました!

亀治郎さん@小平次が川に毒薬を入れると魚がプカプカと浮く様や、猿弥さん@馬士多九郎欣也さん@医者が小平次を残忍に斬り、何度も川に沈める様ではミニ泥場もちょっとあり〜の大立ち廻り。 何度も川から這い上がる様はしまいには笑いが起こるほどでしたが、亀治郎さん@おとわ指を切り落としてパラパラと川に投げ入れる(血が流れるリアル演出)様に客席が静まり返る…。 惨忍な殺しの場って沢山あるけど…5本の指を血をしたたらせながら切り落す、というのは初めて観たし、これほど観る側に痛みを感じさせる手法もナイのでは?と驚き、惨忍さにおののきました! この場では様々な演出の工夫があって、更に舞台に引き込まれました。
おさわ、着物が黒いカラス+しゃれこうべ、だったりコウモリだったり…でこのキャラクター性がハッキリと判る工夫が(お洒落〜)。 歌舞伎の舞台で使われる火の玉って“これぞ正統派な火の玉”的な感じがするのは私だけ?
春猿さん@小平次妹おまきは突然の客が右近さん@尾形十郎がイケメンと判ってからの態度の豹変振りと積極的が笑う〜。 歌舞伎の演目で一目惚れした女性って大抵極端で積極的で笑えます
小平次の亡霊も“正統派・日本の幽霊”という感じ。 おさわの生首を手にする所では首から倒れた障子に血がしたたり落ちる演出で不気味さが。 亀ちゃん、自分の顔の生首を持つ…ってどんな気分なんだろ?
山門の場は…まんまですね。 宙乗り〜葛籠抜けはやっぱり客席が沸きます。

笑三郎さん@左馬次郎奥方葛城の花道の出、美しく豪華な孔雀の打ち掛けに客席からため息が。 背が高いからより打ち掛けのデザインか映える☆ しかしこの時、笑三郎さん、右眉だけ書いてたのは…何故? 気を失って口移しに水を飲ませてくれた人に「いぇ〜っ?!」と驚き「色になってくれ」と見染めて速攻モーションで「前もかよ!」 
ラストはズラリと絵面で並んで三段に乗って幕。 春猿さん@梅津桂之介のいきなりの登場に、よくありがちの「あんた誰?」

これからも猿之助十八番の作品を博多座でどんどん上演してみたい』との亀治郎さん。 上演が途絶えて久しい演目も多々あますし…博多座での猿之助襲名披露公演、楽しみにお待ちしています!


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